作成者別アーカイブ: katou1

壁ー杉皮張替工事

お庭などの塀の化粧によく見かける杉皮。

今回は建物正面の外壁に張られている杉皮の

張替工事をご紹介!

 

 

長年の雨風等に耐え、相当に色あせて所々下地が見えている部分もあります。

先ずは、押えの丸竹、杉皮をめくり釘終いを行います。

一枚の杉皮は大体1尺二寸(36cm)程度ですが、施工後の本体の伸び縮みを考慮して

15~20㎜程度重ね張りします。

その為、重ねた部分が二重になり厚みが出来ますので、張る前にカンナで厚みを削ります

 

 

一方は表側、一方は裏側を削ることによって厚みを調整していきます。

準備が出来たら順番に重ねしろ、建ちに注意して張っていきます。

張終えた後、押え&意匠に丸竹を「皆折釘」と言われる特殊な釘で止めていきます。

この釘、すべて手作りの為に現在では生産している会社が数少なくなっているようです。

 

 

 

 

こちら手前の壁が工事完了。奥がこれからの壁。

奇麗になったのがよく比較できるかと思います。

そして完成写真がコチラ!

 

 

先日ご紹介した真竹ボードのように樹脂を使用し耐久性があり

その上本物そっくりに出来上がった商品もいいですが、

 

手間暇そして定期的なメンテは掛かりますが、本物はやはり良いものです!

このような伝統も大切に継承していきたいものですね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

エレガントストーン塗替え工事

外壁塗装「エレガントストーン」塗替え工事現場を

工程ごとにご紹介!

 

 

まずは改修前の状態。約20年前に新築された時から現在に至ってます。

全体的にところどころ水垢の汚れが目立ちます。

そして何よりも表面の風化が激しく、触るとボロボロで手が真っ白く

なってしまう程です。

 

 

まず養生を済ませ、シーラー処理を行います。

一般的にシーラーには以下のような役割があります。

・塗装を行う面の塗料の吸い込みを抑え、吸い込みを均一化して塗装むらを防止する

・接着剤のような働きをし、塗装を行う面と、塗り重ねる仕上げ塗料(中塗り塗料・上塗り塗料)との密着性を高める

・塗装を行う面のアルカリを抑える

今回のような改修の場合は、浸透性シーラーを使用。

塗装を行う面に浸み込みやすく、下地を強化する役割を果たしますので

大事な工程になります!

 

 

次に目地の塗装。大変地味な作業です。

細い筆で出来るだけはみ出さないように塗っていきます。

目地の色、濃さによって仕上がりの印象が変わるので壁の色ともに

充分な検討が必要です。

 

 

目地の塗装を終えれば、充分乾かして専用の目地養生を貼り付けます。

 

 

 

いよいよストーンのネタを吹き付けていきます。

今回は単色吹きですので1回で終了ですが、複色の場合は同じ作業を繰り返します。

そして2~3日充分に乾燥させてクリア―塗装を上から掛けます。

 

 

このクリア―塗装を行うことによって表面の劣化が大幅に違ってきます。

艶を出すとともに、表面の保護になります。

 

 

軒天井、樋なども塗替え。

 

 

そして出来上がりが・・・

 

 

どうですか!?

ガラリとイメージも変わり、新築同様の仕上がりに!

 

 

 

 

 

カラーベスト屋根 葺き替えカバー工法

瓦に代わる屋根材として普及しているカラーベスト葺き。

その理由としてまず軽い。そして一般の屋根材に比べ固く、強いので

耐久性にも優れているという点が挙げられます。

しかし、長年雨風に晒されると表面の風化は避けられません。

そこで、塗装や葺き替えという改修方法が考えられます。

塗装に関しては、断熱塗装など何度か施工例としてご紹介しておりますが

今回は葺き替えについての施工事例。

通常は既存材をめくって新たな材料を葺くのですが、

2000年以前に製造されたものにはアスベストが混入されている

可能性があり、リフォームの際にはアスベスト対策が必要な

場合があります。

そこで今回のカバー工法(重ね張り)がお薦めになってきます。

 

 

既存屋根。塗装がかなり剥げてしまい全体に白っぽくなっています。

 

 

既存屋根の上から、通常の工程通りルーフィングを敷きビスで固定。

 

 

その上から遮熱性に優れたガルバリウム鋼板を重ね張りしていきます。

分かり易いように切れ端の材料の断面の写真を撮ってみました!

ガルバリウム鋼板は耐食性に強いので、酸性雨などに非常に強い、

ヒビ割れの心配もないなどのメリットも有ります。

 

 

鋼板が葺き終えれば、ケラバ、棟などの役物を取付完了。

 

 

 

ケラバ、棟包みの取り合いからの雨の侵入を防ぐため

パッキンを屋根に貼りカラー鋼板役物を取付けます。

 

 

完成です!

京町家まちづくりファンド

こんにちは。

本日は「京町家改修女性事業」のお知らせ。

地域まちづくりの推進に効果が期待され、良好な景観の形成に

つながる京町家の改修等に対し、改修助成を行うというもの。

 

 

京町家まちづくりファンド委員の審査の上、改修助成事業の要件へ適合と

見做された物件に実行されます。

 

 

 

こちらは実際に助成を受け改修工事が行われた町家。

詳しい募集要項等のお問合せは  HP「お問合せ」欄からどうぞ

 

 

 

 

 

浴室用シート「バスナリアルデザイン」 【施工編】

前回の投稿から時間が空きましたが

今回は、実際の工事の模様をご覧いただきます。

 

 

昔ながらのモザイクタイル張りの床です。

 

 

下地補修材を使って、タイル目地を埋めていきます。

 

 

 

乾いてくると全体に白っぽくなってきます。それが完了のサイン。

 

 

充分に乾燥したことを確認し、いよいよシート張り作業。

専用の2液性エポキシ系接着剤を使用します。

 

 

シートの厚みは4・3.5・2.8㎜とタイプがあります。

今回は一番厚い4㎜タイプを施工。

 

 

シートが下地に十分接着している事を確認の上、

壁・浴槽廻り、排水皿廻りにシーリング(こちらも専用)を打ちます。

 

 

 

完成です。

施工日は入浴は控えてもらわなければなりませんが

翌日からはOK!

(但し、入浴後のお掃除の際にシーリング部分をごしごし擦るのは

2~3日我慢してください 笑)

いかがでしょうか? 家庭用浴室でしたら1日でお手軽にリフォーム可能です。

今回は在来のタイル浴室でしたが、ユニットバス床でももちろんOK!

素足でヒヤッと冷たい、滑りやすくて危ないなどお悩みの方は是非お考え下さい。

 

詳しいお問い合わせはコチラまで http://www.katou-k.com

 

 

 

 

 

 

 

 

恐るべし白蟻軍団! 柱入替の巻き

しばらく空き家になっていた家屋が

白蟻被害の疑いがあるので見てほしいとのご依頼。

調査してみると確かにあちこちに白蟻の痕跡が・・・

一番被害が大きそうな柱、押さえてみると何と表面紙一枚ほど

残して見事にやられておりました。

 

 

 

 

 

予想はしていましたが、ここまでとは!!

 

 

早速、袖壁を落として柱入れ替えます。

 

 

 

東リ 浴室用床シート

在来の浴室洗い場の床、滑って危険だったり

特に冬場は素足で触れるとヒヤッと冷たく感じたり

などの経験をお持ちの方も多いのでは!?

今回は、そんなお悩みにお答える商品をご紹介!

東リ 「バスナリアルデザイン」「バスナフローレ」

 

 

性能としては上記の他にも衝撃吸収性、水はけ性などのも優れ

浴室の種類を選ばず、お風呂を壊さず簡単にリフォームできます。

工期の短く(最短1日)、お手軽にリフォーム可能!

 

 

次回は実際に施工編をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

ほっと一息・・・

京都市内も桜満開!

材木屋からの帰り道、あまりの奇麗さに

車を脇に止めてパチリ!!

 

 

賀茂神社です。

 

 

 

 

実物は、写真の5倍は美しかったですヨ!

表現が微妙・・・ (笑)

 

 

 

 

玄関片引戸改修工事

永らくご使用されている玄関の片引きガラス戸。

建具自体重量があるため、お年を召された方には

日頃の開け閉めも結構な重労働。戸車の交換してご使用されていましたが

限界がある上に、鎌錠の使い勝手も悪いという事で

思い切ってアルミ片引き戸への取替となりました。

 

 

まずは新しい建具用枠のレールを土間に埋め込む為の作業

 

 

幅、寸法を決定した上で、周りの土間にクラック等入らないよう

ダイヤモンドカッターにて切断の上コンクリート斫り。

 

 

次にアルミ枠を取付作業。

 

 

アルミ枠の幅が、既存枠の引込み幅では不足のために

新たに木枠を付け足して取付。

足元は先ほどの溝にモルタルを充填して、水平を確認し固定。

 

 

出来上がりはこんな感じに!

開閉はスムーズに。鍵の開け閉めも楽な上に

防犯に関しても何倍も安心に!

 

 

 

明けましておめでとうございます。

 

 

旧年中はご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます

皆様の益々のご発展を祈念しますとともに

本年もなお一層のお引き立てを賜りますよう

お願い申し上げます

 

平成三十年 元旦